成長・発育に関する相談
成長・発育に関する相談
小さく生まれてずっと小さい・クラスの同級生と比べていちばん小さい・このごろ背の伸びが良くない・胸が膨らみはじめたけど少し早くない? などと思っていませんか。その中で治療が必要なお子さんはほんの一握りです。
しかし、発育できる期間は限られているので、そのまま様子を見ていてよいのかを評価することは大切です。小児内分泌専門医がそのお手伝いをいたします。ご希望の方は発育の相談という予約枠を予約し、問診も必ず記入してください。
通常は土曜日午後に受診をお願いしています。
その他の曜日をご希望の方はお電話でご相談下さい。
身長・体重の記録を母子手帳、幼稚園・保育園の記録、学校の記録から集めて成長曲線を書いてみることから始めます。
成長曲線は沢山の情報を教えてくれますので診察にはとても大切です。
問診票に出生時から最近の身長・体重を入力して下さい。
受診前におおまかに曲線を書いておくと初診時に大変役立つのでお忘れなく。
自分で成長曲線を書く事もできます。サイトをご紹介します。
暦の年齢も大切ですが、発育を評価するには骨の成熟度合(骨年齢)をみることが大切です。成長曲線からみて骨年齢が評価に必要と思われる場合は左手のレントゲン撮影をお願いしています。当院にはレントゲン撮影の設備がありませんが、お隣の三橋整形外科にお願いして撮影していただいています。
当日の身長・体重測定
診察は風邪をひいた時の診察と同様の聴診・指針以外に、乳房の発育状況の視診・触診、外陰部の発毛の確認や精巣の大きさの触診などをする必要があります。お子さんが何故受診しているのか分からない場合には疑問を持たれることもあるかと思います。できるだけ受診の意味を伝えてからの来院をお願いします。
内分泌ホルモンのデータを確認しておいた方が良いと考える場合には採血して検査を外注します。
成長曲線・診察・血液検査 の結果から現時点での評価をお話し、今後の方針を相談して決めていきたいと思います。血液検査結果まで1週間程度です。結果のお話は保護者の方だけでも構いません。
当院では自費診療による成長ホルモン治療は行っていません。保険診療外で治療をご希望の方には信頼できる医療機関をご紹介いたします。インターネットをみると自費診療で成長ホルモン治療を積極的に行っている医療機関が散見されますが、本当に信頼できるのか判断できません。お子さまの健やかな将来のためには内分泌に精通した医師に評価と治療をお願いして頂きたいのが小児内分泌専門医としての私の希望です。